精密機器とは?
精密機器は、非常に正確な測定や加工を行うために高度な技術が搭載された機器のことを言います。私たちが当たり前のように使用しているパソコンも精密機器のひとつに分類されますが、より専門性の高い精密機器を今回は紹介したいと思います。
精密機器と呼ばれるものには、測定機や切削機、顕微鏡、分析装置などがあります。
測定機は、寸法測定、形状測定、表面粗さ測定、温度測定など、様々な測定を行うことができ、マイクロメーターや顕微鏡、三次元測定機、レーザー測定器、赤外線サーモグラフィなどがあります。
切削機は、金属やプラスチックなどの素材を加工するための機械で、非常に高い精度で切削を行うことができます。代表的なものとしては、CNCマシニングセンターやレーザーカッター、EDM(電気放電加工)などがあります。
測定機のひとつである顕微鏡は、非常に小さな部品や材料を拡大して観察するための機器で、様々な業界で利用されています。代表的なものとしては、光学顕微鏡や電子顕微鏡などがあります。
最後に分析装置という化学物質や微生物、物質の構造や物性などを分析するための装置もあり、非常に高度な分析ができる精密機械です。
精密機器はこのように様々なものがあり、医療機器や自動車産業、半導体産業、航空宇宙産業、研究機関など、様々な分野で利用されています。